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さて、今回は作業の「ルーチン化」についてお伝えいたします。
今後暫くの間は、ラインを引く練習のみが続くことになりますが、
最初のハードルとしてここを乗り越えられるか否か、にかかってきます。
ライン分析を早く習得できる方は、この作業を継続できる方ですね。
上手くなれない方はこの作業を全くしない
1週間に一回もチャートを見すらしない、という傾向にあります。
最初はよく分からない中で練習を続けることになりますので、
つまらない、早く実践がしたい!という方もいらっしゃるのは当然ではありますが
物事は何でも最初の超えるべきステップがあります。
ラインを引く作業も楽しんでしていただければ一番宜しいのですが
全ての方がそうとも限りません。
単純作業が苦手だ、PCの操作に慣れていないから苦痛である
といった様々な理由から得意、不得意はありますし当たり前です。
過去に私が上手くなっていった経験から、
また、道場の先輩トレーダーの方達のお話を伺いますと
こういう作業は如何に「ルーチン化」できるかどうかで決まってくると思います。
一回一回のラインを引く練習にどれだけ意味が見いだせるかも人それぞれですが、
その作業が1週間、2週間、そして1か月と続きますと大きな力となります。
早く上達できる方は、
この小さな作業の練習をずっと継続できている、ということは間違いありません。
そこで、ラインを引く練習をする、と言いますが
実際どのように練習をルーチン化してみるのか
ラインを引いた後に何を確認してしていけばいいのか、など整理してみます。
■相場に慣れる、練習を継続するためのルーチン
1)1日1回はチャートを見る
2)価格が反転している部分が何で反転しているのか考える
(実際にラインが引けるなら引く、頭の中でイメージするだけでも練習になる)
この道場も最初は私の友人を中心にスタートしましたが、
その方達には半年間この作業を中心にしてもらっていました。
(流石に期間が長くてやり過ぎたとは思いますが笑)
デモトレードでトレードの練習すら
一切していない期間が半年も続いていましたが、
その後実際の資金でトレードを始めてから負けた方はいません。
その半年間、チャートを毎日必ず見る、値動きに対して何が起きていたのか考える、
という作業の習慣が完全に出来上がっていたわけですね。
そのため、実際の資金でトレードを始めても
今まで作業としてしてきたことを実際のお金でするだけですので
トレードに対するハードルはかなり低い状況で始められたわけです。
(トレードプランを立てる、利確・損切りをどうするか、
などの練習も並行しておこなっていましたが。)
既にトレードを何年も経験している方でも
勝てないという方は結構いらっしゃいますが、
半問間、上記の練習をしている友人達よりもこの時点で力量さが遥かに違うと思いますよ。
相場を見慣れているのか、価格に対するアクションが何が起きているのか
を考え慣れているのかどうかの差だけです。
たったこれだけの作業ですが、
時間経過と共に蓄積される経験値、相場に対する理解度も変わってきますので、
その後のレベルがどのようになってくるのか考えるだけで分かりますね!
さて、では次はライン分析の練習で意識して欲しいこと、
必ず確認して欲しいこと、について整理致します。
■ライン分析の練習でルーチン化して欲しいこと
1)上位足として、日足、4H足、1H足の3つでラインを引く(全体観を確認する用)
2)下位足として、15分足、5分足の2つでラインを引く(目先の値動きを確認する用)
3)その後の時間経過で事前に引いたライン(ゾーン)がサポート、レジスタンスとして
意識がされていたかどうか確認する
4)どこで「リターンムーブ」が発生しているのか確認する
上記4つを必ずおこなっていただければと思います。
前回お届けしたテキストページの動画内でも説明はしていますので、
忘れている方は、動画の最後の方をチェックしてみてくださいませ。
まず、ラインをどの時間軸でのチャートで引くかですが、
基本は日足(or 週足)の大きな時間軸で引きましょう。
相場の流れの全体観は、
日足で確認していかないと分かりづらい時が多いからです。
日足で一度ラインを引いてしまえば、その後は1週間に一度位のチェックで
ラインに対する値動きのアクション、反応度も確認できますので楽です。
次は、実際トレードをしている時に
一番見ている時間軸の4H足、1H足でラインを引いていきます。
4H足と1H足でラインを引いてみると、
同じようなラインが引ける時も多々ありますがそれはそれでOKです。
4H足で引きやすい時もあれば、1H足の方が引きやすい時もありますので
どっちも引いてみることをおススメします。
そして、スイングトレードではあまり見ないと言いますか
そこまで気にしない時間軸の15分足や5分足の下位足でもラインを引いてみましょう。
これは相場の流れの全体観を確認したいというよりかは、
単にラインを引いた後に、値動きのアクションや、ラインに対しての反応度の
確認ができる回数を増やしたいから、という理由が大きいです。
日足や4H足でラインを引きますと、その後確認ができるまで
数週間から1か月以上掛かったりします。
そのため、ライン分析の練習感覚が長くなりますし回数がこなせません。
よって、ライン分析の練習回数を増やすという目的で
下位足でもラインを引いていきましょう。
5分足や15分足であれば、数日から1日の間で
「ラインを引く」→「値動きの反応度」「リターンムーブはあったのか」
などの1サイクルがチェックしていけます。
できれば今後1日~3日の間で上記の作業は必ずしてもらいたいと思います。
それほどこの作業は大切ですし、必須だとお考えください。
今後は私も引いたラインを皆様に共有し始めますので、
そのチャートをご参考にご自身でも練習を続けていただけますと幸いです。